2022年:gokigen個人的振り返り

gokigen個人的振り返り
個人的な振り返りなのでここに書いてあることはチームを代表して話してるとかではございません。あくまでRachelの個人的な振り返り!
 
 
gokigen
最初は「☺︎☺︎」でgokigenと読むタイトルにしようとしてたけいろんな会社が困りそうな感じらしいのでやめた。
 
小文字で可愛い(1番のポイント)
表題曲なし
エゴサしやすい
良いタイトルだね
 
機嫌がいいってだけじゃなくて「クール」って意味で使ってるイメージもある。私はそっちが強いかも
 
 
1.intro
 
今思うとひねったタイトルをつければ良かったけどまぁこの感じがchelmicoだよね
ローラーコースターを頭にするって決めてからryoくんが秒で作ってくれた
うちらは秒でokをだした、だけです
ツアーはこの曲がSEになって、ローラーコースターで出るってとこまで見えたからこの曲ができたときからツアーがずっと楽しみだった
 
 
 
ずっとNVDESとやりたくて会社から連絡とってもらってたけど返事無く
お酒を飲んだ勢いでDMしたらソッコーでデモを送ってくれた
もっとはやく直接連絡とってれば良かった
 
最初送られてきた時はトラックだけで聴けちゃいすぎてどんなラップしていいかわかんなかった
まみこがテーマを決めてくれた
浮き沈みを楽しもうぜ、的な感じ
めちゃくちゃ良いテーマだと思う
結果、このアルバムのタイトルとリンクして良かった
 
曲の頭が変で普通に数えると最初の方の音が抜けてたのが面白かったからラップ始めないでセリフっぽくした
俺はラップを始める時に「始まる」「1」「スタート」みたいなモチーフの単語を入れるのが好きだ。
なんとなく主人公みたいでかっけえから。
 
浮く時〜はヌーズが喜ぶと思ってオリエンタルな響きにしたつもりだけど成功したのかは不明。この箇所の節回しはちょっとTHE BACK HORNっぽいと勝手に思ってる。笑
 
3.三億円
 
3曲目に三億円がくるのはなんかハマりがいいよね。(そうか?)
この曲は私が子供を産んでから初めて作った曲。
最初はもっとハードな感じの曲だったけどコミカルにしてもらったら一気にハマった。
大きい音で聴くと本当に良い、ライブ映えする曲!
chelmicoなりのお金の歌。可愛いのに悲しくて好き。このバランス感はよくできたと思う。まみこの感じがあるのがいいよね。
詩を書く時に時代を描きたいと思うことが増えたかもしらない。
時代を描きたいというか、点を打ちたいみたいな
子供が産まれてから、明確に死を意識している。
死が分かる。
 
4.moderation
 
トライバルな雰囲気作りたい、それ今のツバメさんの感じでやってもらったらかっけーんじゃねーってとこから走り出した曲。
やっぱりかっこよかったね!
 
デモが上がってきて会議をする日、まみこと私は二日酔いで、回ってない頭で「テーマ何にする?」「わかんねえ、もう」「二日酔いでいいんじゃね」「二日酔いなのだ〜」「二日酔いなのだ〜、これでいきましょう」
という会話をryoくん邸でした。
 
ラップはちょっとキャラもんっぽくした。
こういうのをもっとやりたい。
まみこの「あ〜あっ」のセクションの声の表情の付け方がすごいと思う。これはなかなかできないよ。
ちゃんと二日酔いの時に聴くと沁みる。
 
5.December
 
カタカナ表記の登録はちょっと面白いかなとデッセンバーにした。特に意味なし
 
This is 四つ打ち!なんかけっこう紆余曲折あったかも、最初は爽やか系目指してたけどなんかちげーなってなって今の不穏な感じになった。かっこよい!
1バースめは「君と会ってる時〜考えながらね出るベランダ」のあたりが好き。ラップっぽい。
こういうトラックでラップしたくて書いたのが2バース目、ラップラップしい感じ!
 
まみこの2バース目はやばいね、最初は上の音でもラップしてたけど下だけとったやつ聴いたらかっこよかったからそのまま下だけにしたけど、これは大正解だと思う。
 
2人ともhook案で出してきたのが歌ってる箇所で、私が書いてきた方はCメロ的な場所に収まった。デッセンバー。夏に出すのに冬だけど、いいよね。書いてたのが冬だから。
 
ツアーではセトリでローラーコースターの次に来てたんだけど地味っぽく聴こえるのに悩んでた。けどモリモリラップする感じにしたらハマった!と、思う。笑 最初はみんなどうやって踊ればいいのか分からない感じに見えた。適当でよろしい。
 
6.Touhikou
 
もりじゅん爆発〜!
なんか英語とか混ぜてると結局響きいいよなぁってことがわかった。バカみたいだね
今まであんまやってなかった、がなりっぽいのも入れてみた。
 
歌詞の内容は大袈裟なものにしたくて「逃避行」というテーマ。
まみこの逃避行〜のところは絶品だね
hookもいい!
 
構成かなり2転、3転してREC当日その場で作ってく感じになったけどそれが楽しかった。
 
思い切ってギターソロ?みたいなのも付け加えてもらった。その直後にギターソロ嫌われてるみたいな記事読んで泣いちゃった。
でも、何をやるにも思い切りがいいものがいい。
ボケたもん勝ちだと思う、俺にはそれが足りてない。もっと思い切ってもいい。過剰なもの、欲望に振り切れてるもの、剥き出してるもの、好きだから。俺が求めてるだけかもしらんけど。これからも、自分が求めているものを作る。
 
7.Where you at?
 
しっとりしてるけどビート感はあるものを作りたかった!
また死の歌になっちゃった〜
今はもう無いものとか、変わっていくこととか、その中でずっと留まってる自分のこととか。
 
聴いてる人が別れの歌だと思うならばそれでいいからわざわざ死の歌だとは明言してない。
 
コロナ禍で周りの人が死んで、どうしても想わずにはいられない。
 
君は新しいままで〜のとこは自分でよくかけたと思う。
 
駅前アーケードレンタルビデオ〜は今はもう無い学大ツタヤのことです!お世話になりました。
 
8.interlude
ぱーしーびーと!
アルバムの流れ作ってる時にこれは絶対に必要だなと急遽お願いしたら快く引き受けてくれましたー。
凪なのにあったかさがあってすごく好き。この曲なかったらアルバムとして成立できてないと思う。
いつだって決めるところ決めてくれるよなぁ。信頼感がまた増した!
 
9.COZY
既発だけどアルバム並べた時にこれも必要だった〜。
この曲から私はchelmico新章はじまったなーて認識。別に明確にどこで分けられるとかも無い気もするんだけど。なんとなくね。
gokigenでほとんどの楽曲のmix担当してくれたときあやかさん、天才です。
聴くたびに明るい気持ちになる、パワーのある曲だと思う。光に溢れている。たくさん愛されてほしい。
 
10.bff
踊れる系のロックを作りたいね!
てことでryoくんにオーダー。さすがです。
 
まみこのラップセクションは後から付け足してもらって、それ以外の箇所を私が書いた珍しいパターン。
 
ブックスマート的な感じでいきたいよね、という話をしてたので改めて観たらやっぱ面白かった。字幕のセリフそのままぶっ込んじゃった。
すごくいい翻訳だよねー。
 
フックの歌詞はちょっと世界広い感じ?地球!みたいな感じに壮大にしたかった。
ミクロからマクロを自由自在に行き来する歌詞を書いてみたい。まだまだやれるかな。課題です。
 
触れ触れ(ふれ ふれ)のとこも気に入ってる、そういうやつをやってみたかったから。
 
ちょっと無理かもって思うぐらいのロングトーンもやってみたかった。できた。
 
11.ISOGA♡PEACH
bffと同じくラップをまみこが作るスタイル!
 
可愛いガバを作りたい、というとこからスタート。以前より一緒にやってみたかったTomgggにお願いしました。すごい精度の打ち返しで感動した!
 
ちいかわのテーマソングのつもりで書き始めて、いざ書くと自分たちの制作やらなんやらでバタバタの状態もあいまって労働にフォーカスがいきましたね。
そもそも人間ってこんな働く必要ある!?
遊んで食べて寝てるだけ(コジコジ)じゃダメなの!?みたいな疑問が軸になったかな。
 
トラックと相性が良くて、聴いただけで言葉が出てきたのですぐできたー。40分くらいで作ったと思う。
まずはじめに
しゅーくらいだー♪しゅーくらいだー♪
というメロディと言葉が出てきたけどそれは流石に意味が分からないなと思い「宿題だ」になったよ。
あと「大団円!」も最初に出てきたから、そこからどんどん足してくことにして進めたよ。
 
私が書く歌詞には「お守り」というのを入れるようにしていて、普通の(何が普通?て話だけど笑)歌詞ではあまり聞かないような言葉を入れるのよ。この曲の中では大団円!がそれに当たるかな。スヌーズも。
基本お守りは全ての曲に入れるようにしてるからこの曲はこのワードがお守りだなって気づけたら、楽しいかもしれないよ。と思う。
でもお守り無しで曲書きたいな、ワードじゃなくて表現で聴かせてみたい。精進!
 
12.O・La
 
念願のFUMIYAさん曲…!
なんどもアタックしてたけどなかなかタイミング合わず、ようやく!叶いました
自分としてもこのタイミングじゃなかったらうまくやれなかったかもしれないから結果オーライ
 
やっぱこういう感じのスタイルのFUMIYAさん好きだなー。
恋の感じにするとあまりにも、だよね?
なんて話してテーマは「開き直りパレード」ということに。
なんかディズニーのイメージ!でいでい歩くぜ!というような。
 
今思うとせっかくなんだから恋っぽいテーマでやればよかった。また機会があったらチャレンジしたいよ。
 
ライブすごい楽しいです。
余談
MVは「エレクトリック王将」とのことで進めたけどなんでokしたんだろうか
田向さんもなんでokしてくれたんだろうって言ってた
 
13.Meidaimae
 
tofubeats!初!
ずっとやってみたかったけど可愛くなりすぎちゃうかな?って敬遠してました、可愛くなりすぎていいのに……
そして、お願いしたからってokしてくれるとは限らないのに……
こういうとこがあるね。
 
テーマは2006年ごろにメイクする時に聴く曲・いじらしい
みたいな感じで進めた
個人的に2006ブームが来てたから……
個人的すぎてあまり共感されないと思うけどいいんだ
まだまだ2006感は出したい
 
が!!
いざ歌詞を書いてみると全然気弱?になっちゃって、もっと凛とした子にしたかったけど!
どのみちこっちしか書けない気がしている
これもチャレンジあるのみだな。
「あざとくて何が悪いの?」からもインスピレーションもらったなー。
まみこといっしょにフックの歌詞考えて「あの時なんて言えたかな〜」が出てきたけどその段階ではまだラップ部分しか書けてなくて「あの時」描写がなかったのであわてて「何でも言える〜笑えないjoke」のセクションを追加した経緯アリ。
歌いたくなるメロディーはまみこが考えました!素晴らしい!
またやりたいなー。次は可愛くなりすぎたい。
 
 
14.Miterudake
 
ryoくんだーっ!
アルバムの中で(シングルの三億円を除いて)一番最初に完成した曲、だったような。
好きな人もショッピングも「見てるだけ」なオクテな女の子をテーマに書き始めた。可愛くない?このテーマ
まみこすぐかけてて、私が書いたのはラップ部分だけ!
すごくいいよねー。タイミングで変わるんだけど、この曲一番好きかもって思う確率高い。
アルバムツアーでしかやれなさそうだけどすごくお気に入りです(T . T)
ラップもよくできた。シンプルで聞き取れて無駄がない。本来こういうラップが好きなんです。
バンドセットのライブとかあれば絶対!やりたい!
 
以上!
曲単位での振り返り、もっとできたはずなんだけど、、リアルタイムで書いておけばよかった。
gokigenはmixもマスタリングも全曲本当に素晴らしいし気持ちのいいアルバムだと思う!
 
作ってる時は迷いもあったけどこれがつくれて良かった。
 
 
 
思い返すと、子が産まれてめちゃくちゃめちゃくちゃ大変だった。周りにもかなり助けてもらったー。
0歳児ワンオペでアルバム作るのは無理!ってことに気づいて、シッターさんの力を借りて2時間ほど散歩してくれてる間にガガっと録る、録音は土日のみ、みたいな感じでなんとかやり遂げました。
振り返ってみるとよくできたなあって泣ける!
でもこれやってなかったらかなり気分落ち込んでただろうなあ。
gokigenのおかげでなんとかgokigen保てたのかもなぁ……(上手い!)(笑顔!)
関わってくれた全ての人に感謝。
来年もいい年にするぞー。